映画「アラビアのローレンス」で知られるトマス・エドワード・ロレンス。物語は1916年10月〜1918年10月の第一次世界大戦中の約2年間、実在するイギリス陸軍将校のトーマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマン帝国からのアラブ独立を描いた3時半に及ぶ戦争映画の名作である。
彼ほど、評価が別れる人物はめずらしい。チャーチル首相はロレンスを「現代に生きた最も偉大な人物」とたたえた。一方、作家のリチャード・オールディントンは「大うそつきの変質者」と切って捨てた。これはアラブから見ても評価は極端に二分する。単なる典型的な2重スパイ位置付ける新聞記者もいれば、「真の友だ。われわれのために戦い、血を流した」と評する遊牧民ベドウィンの子孫もいるようだ。
ロレンスはもともと考古学者であった3年間に5万冊を読破したとも記されている。アラブの反乱を自伝的記録として『知恵の七柱』を執筆。ロレンスの真情を吐露したものであると同時に、彼の人生観や民族への深い洞察を示すものとして、文学的評価とともに高く評価されている一方、アカバ攻略の奇襲作戦立案者として事実とは異なる記載をしている。このような部分が「自己顕示欲にまみれた男」、「イギリスプロパガンダに利用された男」「単なる2重スパイ」と評される所であろう。
トマス・エドワード・ロレンスは色々な側面が語られ、泥臭い人間味のある英雄でもある。残忍な一面やセクシャリティー面やマゾヒズム的なエピソード多々残っている。名前を変え空軍に属し第一線で戦う事を望んでいた様だ。戦争中毒という言葉が頭に浮かぶ。一方、スピード狂で知られる彼は1935年にオートバイ事故で46歳で死亡していなければもっと後世に残る著書を残したのではないかと惜しまれている。
ロレンスは誰からも羨まらしがられ、それゆえに嫉妬された男だったのである。
イギリスに協力し、オスマン帝国と戦えば、戦後中東においてアラブ人の独占と独立を約束するとしたフセイン・マクマホン協定の裏で、イギリス、フランス、ロシアで
オスマン帝国は分割管理、パレスチナは国際管理地帯とするとしたサイクス・ピコ協定が密約されていた。さらにユダヤ人の協力を得るため、戦後パレスチナ地域でのユダヤ人国家設立支持を約束したバルフォア宣言。これによりユダヤ人はパレスチナから
アラブ人を迫害し追い出した。これが有名な「イギリスの三枚舌外交」であり、四度に及ぶ中東戦争、現在のパレスチナ問題やクルド人問題などの原因といわれています。
この当時は革のストラップがメインでした。この時計に合う濃茶色ストラップを用意させていただきました。
腕まわりサイズ15〜21.5cm。
M.R.M.W. Lawrence's Janbia
12時間クォーツ3針ムーブメント:日本製 ・携帯頻度(常温):平均月差20秒(基準)
使用電池:酸化銀電池 SR626SW ・電池寿命:約3年
時計ケース本体:ステンレスチール
防水5ATM(5気圧防水):日常防水レベルで、深水可能なダイバーウォッチのレベルではありません。
風防:ドーム型アクリル製
サイズ: 横32mm (リュウズ含まず)X 34.3mm (リュウズ含む)X 縦39.5mm X厚み11.3mm
重量: 約45g
ベルトサイズ
バンブーブレスレット:腕まわりサイズ14.5〜23.5cm。
茶色本革ストラップ : 腕まわりサイズ15〜21.5cm。